夏が終わり、秋らしいさわやかな日が続きますね。
空が高く高く感じられ、太陽のオレンジのやわらかい光が感じられます。
ゆっくりと季節の流れを感じたいですね。
季節の流れを感じること——私にとってそれは花を生ける事でしょうか。
四季折々のお花を求め、毎週近所のお花屋さんに顔を出します。
毎週毎週行くものだから、すっかり顔なじみになってもう4年が絶ちます。
よけいな事を何も聞かず、さりげなくお花のケアの仕方を教えてくれたりします。
そんなやりとりも楽しく、お家に帰ってから会話を思い出しながらお花を生けます。
花器はどんなものでも。お酒の瓶だったり、陶器の器だったり…お花をじぃっと見ながらどんな花器がいいかしら? 色のバランスはどうかしら? 長さは?etc…とクルクル頭をまわしながら
はさみでジョキジョキっと切って生けていきます。時には大きなお花があると、エイッっと大胆にはさみを入れてみたりして。気持ちがいいです。
生けた花たちを部屋に置き、部屋をぐるっと見回すと、その季節の風が吹くような気がするのです。一週間よろしくね! お部屋にも花にも一声かけて、新しい一週間が始まります。
週末の花を生けるこの時間が私にとって、季節と向き合える大切なひとときなのです。